転職において転職エージェントを利用するのは、今や当たり前のことになっています。
初めての転職であれば尚更です。
そして転職は人生の非常に大きな決断です。
転職エージェントを活用すれば、初めてでも効率的に進められるよ。
そこで大事なのが「どの転職エージェントにサポートしてもらうか」です。
初めての転職の場合、殆どの方は以下のようなことで悩むことになります。
- 転職活動の進め方・やるべきことがわからない
- 自分の市場価値がわからない
- キャリアビジョンが定まっていない
- 履歴書・職務経歴書のクオリティを上げたい
- 希望条件に合った求人を探す時間が取れない
これらの悩みはしっかりとした転職エージェントを頼ることで、全て解決してもらえます。
そんな時は担当者を変えてもらったり、これから紹介する方法でリスク回避しよう。
このサイトでは、「20代・初めての転職ならこのエージェントを使おう!」というエージェント2社を厳選して紹介します。そして個人的には、転職エージェントは1社ではなく2社以上利用することを勧めます。この理由も後程解説します。
この記事で紹介するエージェントのサポートを正しく受ければ、自分と合わないキャリアアドバイザーのサポートで苦労する可能性は限りなく0に近づきます。
なぜエージェントを2社以上利用すべきなのか
片方のエージェントと合わなかったときのリスクヘッジ
「合わなかった」という書き方をしましたが、エージェントも人間なので、サポートの質にはどうしても差があります。
なんとなく相性が合わないということも勿論あります。
仕事してると面接の度に有給を使うことになるし、そんなことホイホイできないんだけど・・・
そして、仮に初めての転職で1社しか転職エージェントを利用していなかった場合、以下のような疑問が湧いてきます。
- 「この担当者さんは(サポートの質的に)良いの?微妙なの?」
- 「他の転職エージェントはこの担当者と比べてどうなんだろう?」
要は「エージェントのサポートってこんな感じだよね」という実感値が無いのです。
そこで2社以上の転職エージェントからサポートを受けることで、複数の担当者を比較しながら転職活動を進めることが出来ます。
コミュニケーションを取っているうちに、どちらがより自分に合ったエージェントかがわかってくるのです。
エージェントによって得意分野が違う
これは良し悪しの話ではなく、エージェントの職歴・経験によって得意分野が違います(例えばAさんはIT業界に詳しい・Bさんは過去に3社で営業職を経験しているなど)。
したがって1社のサポートだけでは、希望する職種・業界に明るい担当者が付いてくれる可能性は高くないです。
しかし2名以上の担当者にサポートしてもらえば、どちらをより頼っていけば良いか比較が出来ます。
比較対象を持っておくことで、キャリアアドバイス・求人紹介で差がわかります。
2社利用の目的は「100点じゃなくていいから大失敗は避けて、より良い担当者からサポートを受けよう!」ということです。
2名以上からサポートを受けたからと言って100点のサポートが受けられるようになるとは限りません。しかし、1名のみの時よりは遥かに視野を広く持って、より多くの選択肢を持ちながら転職活動することが出来ます。
2社利用は賃貸で相見積りを取るようなもの
上記で説明した通り、転職サポートの質・自分との相性はエージェントによって当然差が出てきます。
これは転職活動に限らず何にでも言えることですが、あらゆることで相見積りを取る(相場を知る)ことは非常に重要です。つまりは「比較対象を持っておこう・相場を知ろう」ということです。
例えばあなたが賃貸物件の初期費用について見積りを取るとしましょう。そのとき仲介業者の見積りは以下の通りでした。
- A社:20万円
- B社:17万円
- C社:15万円
この場合はC社を介して契約したり、他のA,B社に「他のところは15万円で出してくれているのですが、この部分安くなりますか?」などと交渉が出来ます。
しかし、もしここでA社からしか見積りを取っていなかった場合、C社との契約に比べ5万円多く支払ってしまうことになります。この場合交渉も難しくなりますよね。
転職エージェントもこれと同じです。予め複数の選択肢を持っておけば、「一方の担当者があまり合わなくても、他の担当者を頼る」という風に、動き方に幅が出ます。
相見積りとは少し違いますが、常に複数の選択肢を持っておけば転職活動が進めやすくなります。
20代・初めての転職におすすめの転職エージェント2選
ではおすすめの転職エージェント2社を紹介します。20代・初めての転職であれば下記の2社を選んでサポートを受けることを強くお勧めします。
これらのエージェントは20代であれば、初めての転職でなくとも強くお勧めできるエージェントです。上記2社を勧める理由を解説します。
上記2社がおすすめの理由
希望のヒアリング・アドバイスが非常に丁寧
転職エージェントに登録した場合、先ずは電話面談等であなたの現在の状況がヒアリングされます。
具体的には以下のような内容です。
- 現在の状況(勤め先・年収・職務内容・転職理由)
- 転職先に求めるもの(年収・職務内容・勤務地・残業時間)
- 転職希望時期(3か月以内・半年以内・1年以内など)
- その他質問(譲れない条件・補足事項など)
上記で紹介した2社は実際に私がサポートしていただいたとき、上記のヒアリング力が非常に高いと感じました。そして私の希望を汲んだサポートをしてくださいました。
私の身内も利用経験がありますが、非常に満足していました。
※因みにその身内はリクルートエージェントを利用し、従業員100名程度の中小企業から誰でも知っている東証プライム(旧一部)上場企業のエンジニアに転職しました。
紹介求人が丁寧で希望とマッチしている
これは転職エージェントを利用したときにそこそこ起こりうることなのですが、「とにかく山のように求人を紹介し、その中からどこでも良いから転職してくれればいい」というエージェントに当たることがあります(求職者のエージェントの使い方にもよりますが)。
これは実際、求職者の転職が決まらなければエージェントには一円もお金が入りませんから、ビジネスの仕組み的に仕方ない部分はあります。
しかし、上記のようなエージェントに流されて転職した結果、あなたの仕事人生が豊かになるかは甚だ疑問ですよね。
その点上記2社であれば、こちらから伝えた条件とのマッチ度が高い求人のみを丁寧に選定・紹介してくれる可能性が高いです。
※私の実体験に基づきます
補足:紹介求人は多ければ良いというものではない
ここはしっかりと認識したうえで転職活動してほしいのですが、多くの人は在職中に転職活動をします。その限られた時間の中で、山のように紹介された求人を吟味していくのは本当に大変です(経験済みです・・・)。
最近はAIが自動で求人を紹介してくれるというところもありますが、正直お勧め出来るものではありませんでした…。あまり希望と合致していない上に数が非常に多く、全部チェックしていると本当に時間が足りなくなります。
大量の求人情報を雑に捌くよりは、担当者が選定してくれた求人の内容を丁寧に吟味していく方が遥かに前進できます。
※大量の求人情報を全てしっかり見ていくのもナシではないですが、私は実際にやってみて「時間効率が悪い(求人紹介が大量&雑だと、すべてチェックしても割いた時間分のものが得られない)」と感じました。
面接対策が非常に丁寧
当たり前のことですが、どれだけ良い求人に巡り合えても、書類選考・面接を通過しなければその会社に入ることは出来ません。
そしてその第一関門となる書類選考に関しては履歴書・職務経歴書が全てですが、これらの添削は大体どこのエージェントでもしっかりやってもらえます。
しかし、面接対策に関しては担当者の能力・経験がかなり出ると言えます。
この面接対策が2社とも丁寧です。殆どの転職者は「転職活動するぞ!」といってもしばらく面接なんてしていないため、余程慣れているか優秀でない限りサポートが必須の部分です。
面接対策の丁寧さは合否に直結してきます。※勿論いくら面接対策のサポートをしてもらっても、その後自分自信で入念に準備しなければ意味無しです。
直近の私の場合、マイナビエージェントの方にTeamsで面接対策をしていただきました。私がサポートしていただいた方は非常にわかりやすく、確実にポイントを押さえたアドバイスをしてくださいました。
結果、面接まで進んで不採用になったことは殆どありません。これは担当者さんが丁寧に面接対策してくださったお陰です。
転職において忘れてはいけない重要なこと
結論からお伝えすると、転職エージェントを利用しての転職活動では「確固たる自分の軸を持つ」ということがより重要になります。理由は以下の2つです。
- エージェントに流されて後悔しないため
- 転職を成功させるため
以下で解説します。
転職エージェントのサポートを受けるということは、ある程度担当者の意見・アドバイスをもらいながら活動を進めることになります。一人で進める転職活動と違い、自分以外の意思・考えが転職の意思決定に影響してくるわけです。
ここで自分の軸が定まっていないと、転職活動を進めるうちに「ここでもいいかな・・・」と半ば流され気味に転職先を妥協してしまう可能性があります。
勿論エージェントの意見や考え方を参考にし、より良い選択が出来るのであればそれは良いことです。しかし、エージェントの意見にただ流されてしまうのはあまりに勿体ないことです。
転職エージェントは「使う」ための存在であって「使われる」ための存在ではないということです。
自分の転職軸は何かを考える
上述の通り、「エージェントが推すからこの会社に入る!」ではいけません。理由は一つ。他人に流されて意思決定をすると、それは後悔の種になるからです。これは転職に限らず何をするにしても同じことが言えます。
そして後悔しないためには、「今回の転職における自分の軸・譲れないものは何か?」を深く考える必要があります。例えば以下のような希望は多いです。
- 現職より給与を上げたい
- 希少価値のある仕事がしたい(⇒スキルアップ・市場価値の追求)
- 定時で帰りたい(⇒労働環境の改善)
このように、会社選びにおいて譲れないものを洗い出してみてください。これは求人選定の際に応募する・しないの判断基準になってきます。そしてあなたが転職で後悔しないために欠かせないステップです。
転職エージェントを活用し後悔の無い転職を
ここまで転職エージェントを2社利用する必要性・具体的に利用するべき転職エージェント・転職で後悔しないために必要なことを解説してきました。ポイントをまとめると以下の通りになります。
- エージェントは最低2社以上、複数利用した方が良い(特に初めての場合)
- おすすめはマイナビエージェント・リクルートエージェント
- 自分軸を持ち、流されずに転職活動を進めることが重要
転職は人生の中でも重要度の高い決断タイミングです。そして自分以上に自分のことを大事に考えている人間はいません。
上手に転職エージェントのサポートを受け、後悔の無い転職をしましょう。