転職活動中、「この企業は健全か?ブラックではないか?」ということは気になりますよね。
そんな時に役に立ってくれるのが会社の口コミサイトです。
私は転職活動中、応募を検討している企業や内定をいただいた企業については、口コミサイトで必ず評価をチェックします。
しかし口コミの中には信憑性の低いものや、「文句を書きたいだけなのでは?」と感じるものも見られます。
こういった質の低い口コミを真に受けてしまうと、転職活動には逆にマイナスです。
この記事ではおすすめの口コミサイトや効果的な使い方を紹介します。情報を正しく取捨選択し、転職活動を後悔の無いものにしましょう。
会社口コミサイトのおすすめ
口コミサイトのおすすめは下の2つです。
私が転職活動をしていた時、これら2つのサイトは必ず利用していました。どちらのサイトも良い参考になります。
上記2つで情報が足りなかった場合は転職会議を利用していました。
OpenWork
私は転職活動中、メインとしてこちらを使っていました。無料会員登録すると口コミの一部が閲覧可能になります。
そして以下のいずれかを行うことで、すべての口コミを閲覧できるようになります。
- 会社評価レポートを投稿する
- 転職サービスに登録する
- 月額1,100円支払う
私は口コミを書くのが面倒だったため、月額1,100円払っていました。
月1,100円で企業の情報(口コミで全てが知れるわけではないですが)を手に入れられるのはとても安いです。この1,100円/月で不幸な転職を回避できるかもしれませんからね。
そして転職活動が終わったタイミングで解約すればいいので、せいぜい数千円のローリスク・ハイリターン投資です。
ライトハウス
OpenWorkに口コミ投稿が無い企業の口コミも、こちらで見つかることがあります。
ライトハウスでは自分の口コミを投稿することで、すべての口コミが閲覧可能になります。有料プランは今のところありませんが、そのうち追加されると嬉しいです。
個人的にはお金を払ってササっと口コミを閲覧したいです。
口コミサイトの使い方
口コミサイトに投稿されている口コミは誰でも自由に投稿出来ます。よって、参考にしていい口コミと参考にしてはいけない口コミが両方あります。
それらの見分け方・基本的な考え方を紹介します。
感情ベース・主観のみの口コミは参考にしない方が良い
そもそも口コミサイトに口コミを投稿する人は、「その会社に対してネガティブな印象を持っている人」である可能性が高めです。
普通は不満の無い会社に対し「不満はありません」とわざわざ口コミを投稿しに来ないですから、口コミサイトは自然とネガティブな投稿の方が多くなります。
会社への恨みを発散する意図での口コミもある、ということです。
ここで見極めたいのが、「会社を貶める意思が口コミから感じられるか」です。
例えば下のような内容は客観性が無く、参考にしない方が無難です。
- とにかく最悪な環境でした。ロクな人がいません。
- 社長は社員を使い捨ての駒としか思っていません。
上記のような口コミは、会社を憎んでいる方が腹いせで書いた口コミである可能性があります。
このような口コミの信頼性を判断をするために、「なぜそう感じたのか」の根拠となる事実も一緒に書かれているかは確認すべきです。
事実ベースで詳細に書かれていたら信頼性あり
前述の通り、感情ベースで書かれている口コミは少し疑ってみた方が良いです。
その逆として、事実を基に書かれている口コミは信頼性が比較的高いです。例えば下記のような例です。
- 残業代が満額支給されなかった
- 有給休暇の取得が承認されなかった
これらは人によって認識が変わらない事実です。
口コミサイトを利用するときは、「私はこの会社をこう感じた」という印象を鵜呑みにするよりも、「この会社でこういうことがあった」という事実に目を向ける見方が良いです。
良い点・悪い点の両方が書かれていれば信頼出来る可能性あり
今まで述べてきたように、口コミの内容から信頼性を判断することは必要です。
その上で、企業の良い点と悪い点との両方に言及されている口コミは、主観的な内容を多少含んでいても信頼できる可能性があります。
理由は以下の通りです。
会社の良い面も悪い面も書けるということは、悪い面しか書いていない人に比べて認識にバイアスがかかっていないことが多いからです。
人は何かに対してマイナスイメージを持ってしまうと、どうしても他の悪い面も次々と見えてしまいますが、口コミもそれと同じです。
企業の悪い面ばかり書いている人は、在職中に会社のことが嫌いになり、会社の悪い面しか目に付かなくなっている可能性があります。つまりフラットな評価が出来ないのです。
何事にも言えますが、物事を多面的・客観的に捉えている意見は信頼出来ます。
逆に物事の良い部分だけ・悪い部分だけしか見えなくなっている人の意見は参考になりません。
※勿論、文の書き方や内容から信頼性を見極めることは必要です。そこは文章から滲み出るニュアンスを上手くキャッチしましょう。